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東海大学海洋科学博物館|静岡 三保の水族館
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2021年2月11日(木・祝)より公開しておりますヨコヅナイワシの標本展示について、たくさんの方にご好評いただいておりますので、展示期間を 5月9日(日)まで延長いたします。
東海大学海洋学部(当館を含む)、NHKおよび長兼丸(小川漁業協同組合所属)は、2018年10月に駿河湾の水深約2100 mから未知の巨大セキトリイワシ科魚類(全長1.1 m)を採集し、当館にて特別展示しました。当時、海洋研究開発機構を始めとする研究グループが既に本種の分類学的研究に着手しており、2021年1月に新種ヨコヅナイワシNarcetes shonanmaruaeとして報告されました。当館の所蔵標本は、新種記載に使用された4個体に続く5個体目の記録となります。人の生活圏に近い海域から、本種のような巨大な硬骨魚類の新種が発見されるのは近年では大変珍しいことです。海洋生物研究の魅力を一般の方々にお伝えする一例として、当館所蔵標本を期間限定で特別展示し、その特徴をご紹介します。
展示期間 | 2021年2月11日(木・祝)~5月9日(日) |
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場所 | 東海大学海洋科学博物館1階 駿河湾の生きもの |
参加料 | 無料(入館料のみ) |
展示標本 | ヨコヅナイワシNarcetes shonanmaruae(10 %ホルマリン液浸標本) 2018年10月23日採集、駿河湾、水深約2100 m、底延縄 |
ヨコヅナイワシについて |
全長約140cmに達し、約100種が知られるセキトリイワシ科魚類の中で最大。底層遊泳性で、現在のところ駿河湾口付近の水深約2,000~2,500mのみから知られ、生息域における栄養段階の頂点に位置する(Fujiwara et al. 2021より)。 |